冨山房百科文庫54・55
イーリアス 新装版 (上)(下)
ホメーロス著 土井晩翠訳
ISBN978-4-572-00154-2 (上)
ISBN978-4-572-00155-9 (下) 新書判 592ページ (上) 624ページ (下)
定価(本体2100円+税)上下とも
*2025年4月16日、新装版(ソフトカバー)で発売になります。
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内容
トロイアとギリシア(アカイア)、それぞれに味方して戦う神々、戦う英雄たち、すさまじい戦場の後ろに見え隠れする女たちートロイア戦争を背景に展開する人間の運命を見すえて、三千年にわたり語り継がれ読み継がれてきた生と死の大叙事詩『イーリアス』は、今もなお多くの国々で翻訳され、愛読されている。
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『イーリアス』は、少年シュリーマン(1821ー90)に、トロイア戦争の遺跡発掘の夢を育ませたが(『古代への情熱』)、土井晩翠(1871ー1952)には、ギリシア語原典から韻律ゆたかな日本語に移すよう、その詩心に強く働きかけた。
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本書は、晩翠がついに永年にわたる念願を果たし、華麗荘重に格調高く歌い上げた、日本初にしてその後もまだ試みられていない韻文完訳の新版である。昭和15年(1940年)発行の冨山房版を底本とし、本文の表記は旧版仮名づかいのまま、漢字を新字体に改め、読みにくい漢字語等については、字音は新仮名、字訓は旧仮名で振り仮名を付し、さらに名詞の送り仮名、動詞の活用語尾を適宜補って読みやすくした。
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貧しい少女マチルデは、ひときれのパンも、身に着けている服も、自分より困っている人たちに次々とさしだしていく。そして文字通り身ひとつになってしまったとき、空から星が流れおちてきて――。少女のやさしさが奇跡をよぶグリム童話「星の銀貨」の世界を、これまで数々の名作童話を絵本にしてきたバーナデット・ワッツがみごとに描きだした。豊かな色彩の繊細であたたかな絵と美しい言葉でつづられた文とが響きあう珠玉の絵本。
2024年10月17日発売
発行 株式会社富山房企畫
妖精事典
キャサリン・ブリッグス編著
平野敬一・井村君江
三宅忠明・吉田新一/共訳
ISBN978-4-572-00484-0 A5判 本文666ページ
付録 104ページ
口絵 (4色・1色)16ページ
定価(本体6000円+税)
内容
◎アイルランド、スコットランド、ウェールズなどケルト圏をふく むイギリス諸島を中心に、ヨーロッパの文学や民話に登場する妖精約400を収載。
◎イギリス各地の生活・風習に根ざした興味深い妖精との付き合い方を紹介。
◎妖精研究に貢献した妖精学者、民俗学者、年代記作者、民話収集家、妖精をテーマに作品を発表した詩人、作家などの評伝を簡単に紹介。
◎妖精との遭遇体験、幽霊話など、民話収集家がイギリス各地から集めた話を紹介。
◎妖精の全てを知るための豊富な情報が712項目。
*2024年11月18日新装版(ソフトカバー)で発売。
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発行 株式会社富山房企畫
せかいいち大きな女の子のものがたり 新装版
ポール O. ゼリンスキー絵 アン・アイザックス文 落合恵子様訳
ISBN978-4-572-00491-8 幼児から 定価(本体価格2100円+税)
大きくて強くて勇ましくて知恵のある女の子が、村の人たちを困らせていた大グマを退治します。ユーモアたっぷりの愉快なお話が、ダイナミックに描かれています。読むと元気と勇気がわいてくる絵本です。
2024年12月19日発売
発行 株式会社富山房企畫