ISBN 978-4-572-00722-3
A4変形判 192ページ
定価本体5,000円+税)
1955年、ニューヨーク近代美術館で開催された「人間家族 (The Family of Man)」は、20世紀を代表する写真展の一つである。企画・監修を務めたのは、写真家でありMoMA写真部門長でもあったエドワード・スタイケン(1879–1973)。スタイケンは、写真を国境や文化の違いを超えて人々を結びつける普遍的な言語と捉え、世界68か国から集めた503点の写真によって、人間の誕生、成長、愛、労働、死といった共通の営みを描き出した。
本書は、その歴史的展覧会の理念と構成を受け継ぐ図録の復刻版である。(初版は1994年12月)
レオ・レオーニによる革新的なブックデザインは、写真を単なる記録としてではなく、一つの視覚的な物語として再構成し、展覧会空間での体験を紙面上によみがえらせている。
戦後世界に向けて発せられた「人類は一つの家族である」というスタイケンのメッセージは、今日なお新たな意味をもって私たちに語りかけている。
発行 株式会社富山房企畫